〈その1311〉TOTOウォシュレット
こんばんは、ジョージアおさるです。
タイ経済速報さんの記事から。
TOTOさんがタイでウォシュレット生産工場を
立上げ。年間45万台の生産能力を有するとの事。
総工費が約11億THB(約39億円)。製品からくる
イメージより投資額が大きい気がします。
ウォシュレット作るのってお金かかるのですね。
記事の中で驚いたのは販売台数。現在世界で累計
5000万台も販売しているとの事。工場は日本国内
2箇所、マレーシア、中国に1箇所でタイが5工場目。
日本で販売を初めて40年経過。
この10年で出荷台数が5倍にも増加しているとの事。
https://jp.toto.com/company/press/2019/04/pdf/20190403v2.pdf
2019年3月に累計5000万台ですが、4000万台から
3年8ヶ月で1000万台も増やしている。
年間250万台以上。それを4工場で作っていたのなら
1工場平均60万台/年の生産。 240日稼働と考えると
2500台/日/工場もウォシュレット作ってるのですね。
4工場合わせると10000台/日。
1日1万台ものウォシュレットを作ってるって凄く
ないですか。それでも足りないから工場建設。
どんだけお尻を洗うつもりですか(笑)
一方、世界のトイレ事情。安全に管理された衛生
施設としてのトイレを利用できる人口が34億人。
これは全世界の45%でしかないようです。
34億人が利用できる安全に管理されたトイレのうち
5000万台しか、ウォシュレットが無いと見ると
まだまだ、伸びしろがあるように思います。
※安全に管理された衛生施設(トイレ)とは、排泄物が他と接触しないように分けられている、あるいは、別の場所に運ばれて安全で衛生的に処理される設備を備えており、他の世帯と共有していない、改善された衛生施設(トイレ)のこと。
ウォシュレットからトイレ事情を調べると屋外排泄
を行わざるを得ない人が7億人弱(7%)も居る事が
分かりました。サハラ以南のアフリカの国で屋外
排泄人口が増加しているとの事。
そのため、SDGsでも達成すべき目標6のターゲット
2には「すべての人々の、適切かつ平等な下水施
設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄
をなくす」事が謳われているらしいです。
日常的に屋外排泄をせざるを得ない状況が億単位で
あるなど考えたこともありませんでした。
ウォシュレットからこんな事に行き着くなんて。
知ったからには知ったなりの責任がある。
ホームレス支援をしているホームドアの川口加奈
さんの言葉ですが、知ってしまったトイレ事情に
どう行動を起こすか?
現在、そのホームドアや子供の教育支援に少額です
が寄付をしているおさる。ホームレスも大変な問題
ではありますが日常的に屋外排泄をせざるを得ない
環境に居る世界の人の事を考えると、寄付する先を
考え直さないといけないのかもしれません。
やはり、知らないは罪ですね。反省。
ほな、さいなら。