〈その1214〉船が無い

おはようございます、ジョージアおさるです。

続けて本日分。

おさるの工場から北米にある工場へ一部部品を

出荷しています。コロナの影響で売上が落ちるぞ！

と狼少年が叫んだので生産に急ブレーキをかけて

停めていたら、いまやコロナの追い風とか

言い出して増産に次ぐ増産に。

生産する方は何とか間に合ってるのですが次に別の

問題が発生。なんとタイから北米に品物を送る

ための船便が確保出来ない。

必要数の1／３しか無い。

何それ？確かに増産してるけど、そんなの注文

受けてから対応してるんだから、船便が必要なのも

分かってたでしょ。

それを今更足りませんでしたって何？

色々問題があるのですが、我社のタイ人が大好きな

言い訳：コミュニケーション不足です。

これで片付けられそうになったので、流石にちょと

待てと。船便が無いなんて、よくある問題では

無いですが、台数を決める部門と船便を確保する

部門の連携の仕組みが悪いのでそれを改善さ

せました。仕組みで改善しないと

コミュニケーションする気なんてそもそも

なかったのに、「不足」ですって言うからね。

さて、そんなことより、なぜこれほど船便が

足りないのか？手配ミスもあるのですが、船自体が

本当に余っていない。それは、なぜ？

中国から北米に大量に物資が輸出されていて

軒並みその為に船便が確保されてしまってるよう。

え、米中対立って常日頃からニュースで

見るじゃん。高関税で輸入禁止措置みたいな

事してるじゃん。更に、中国は弾道ミサイルの

発射実験はするしそれに対抗して米国は南シナ海の

軍事拠点化を進めた中国企業・個人への制裁に

踏み切ったじゃない。

更に更に中国では洪水や豚インフル、イナゴの影響

で食料価格が上昇。米中対立で米国や豪からの

輸入が途絶えると相当なダメージで反トランプだが

食料問題は別と難しい問題を抱えるなど対立が

激化しそうな状況なはずなのに。

結局、水面上では喧嘩してるようでも水の下では

ガッチリ腕組みならぬ足組みをして仲良くやってる

って事なのね。世の中ってこんなものなのかも。

真面目一本のおさるには分かりません（笑）

なんて呑気な事を言ってる場合じゃない。

せっかく生産したのに船が無くて送れませんじゃ

洒落にならない。コロナで追い風！！なんて

何言ってんだと思いますが、アメリカの利益を

落とすと全社的な大問題。

日本本社も巻き込んで船便を確保、確保。

でも、アジア全域で船がないと言うことは日本から

アメリカへの船も無いんじゃない。タイの部品より

日本の製品が輸出出来ないほうが痛手。

なら、日本に船を回した事にして、許してもらえ

ないかな？って、そんな甘かね～よ、会社って。

白昼夢見てました。反省。

ほな、さいなら。