〈その693〉すべてがPになる
おはようございます、ジョージアおさるです。
「すべてがFになる」と言うミステリーが
ありますね。
この作家さんの他の本は読んだ事ありますが
第1回メフィスト賞なるものを受賞した
この作品は読んだことがありません。
なので、本の紹介ではありません。
単にタイトルを借りたくて紹介しました。
タイ語のお話しです。
在タイ歴が長いの日本人の方には当たり前かも
しれませんが、3か月目のおさるには
驚きの発見があったので。
こちらにも説明があるように、タイでの敬称で
よく聞くのが「ピー」です。
目上の人に使う敬称のようです。
で、タイ人副社長と一緒に現場巡回を
していた時の事。おさるが、
「アチャラポン(仮名)副社長が
コメントされたように」とか
「アチャラポン副社長の意見におさるも賛成」
と日本語でコメント。
その時、ふと、通訳さんがタイ語に訳して
タイ人に伝えているのを分かる訳もないのに
じっくり聞いてみました。すると、
「アチャラポン副社長」っておさるが言ってる
のに全く一言も「アチャラポン」って単語が
出てこない。で、通訳さんに
「アチャラポン副社長」って
タイ語でなんて言ってるの?って聞くと
「ピー・アチャラ」だって言うじゃない。
え、え、どゆこと?
どうやらこんな感じです。
タイ人は通常公共の場でも使うニックネームを
持っています。タイ人なのにチェリーちゃんや
のんちゃんってのが居ます。
そんなニックネームに目上の人を指す敬称の
「ピー」を付けたら、ほらできあがり。
目上の人に敬意を払う言い方になるとの事。
なので、おさるが「よ、副社長」って事で
日本語でしっかり立場を意識して
「副社長」って言葉を使っても
アチャラポン副社長のニックネームである
アチャラにピーがついて彼らは
「ピー・アチャラ」と呼んでるのです。
アチャラ兄さんってな感じです。
それを知ってからよくよく聞いてみると
日本語で部長や職長と言ってもタイ語になると
・コチャラポン部長 → ピー・コチャラ
・ソチャラポン職長 → ピー・ソチャラ
マジか、マジですか。ニックネーム使うか!
で、部長や職長ってのも言わねえのかよ!!
こちらは敬意をこめてそして組織上の
立ち位置まで意識して役職名を使ってるのに。
すべてがFになる ならぬ
すべてがP(ピー)になる
おさるの部下に山崎と言うよくある
日本人の名前の部下が居ます。
彼は勝手にタイ人から「パン」と
ニックネームを付けられています。
はい、そうです、タイでも有名な
「山崎パン」から付けられています。
彼の役職は課長なので敬意をこめて
彼をタイ風に呼ぶなら「ピー・パン」
ある時、通訳さんに、これから山崎の
ニックネームは「パン」改め「ターパン」
にすると言ったのですが全く
受けませんでした。
ピー・ターパン。
あ、面白くとも何ともないですね。
で、関西でこれ言うと村八分ですね。
はい、反省。
ほな、さいなら。