ジョージアおさるの日々是反省

「さるもすなる反省というふものを 人間もしてみんとてするなり」と言うことで、「自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考える=反省」をして「人生、さるでもできる反省だけでどうにかしちゃうよ」と40代のメーカー勤務のおっさんが語るブログ(を目指します)。

〈その727〉雑誌の取材

 おはようございます、ジョージアおさるです。

 

某有名経済誌の記者様がおさるの

会社へお越しになられました。

メインはタイの会社の社長への

インタビューや技術関連のお話しですが

おさるが担当する工場にもお越しになられて

工場見学をされました。

 

工場見学の前日、ずっと記者様をアテンド

している人事担当の駐在員からは記者様が

工場見学マニアだと聞かされました。

経済誌の記者だから、工場なんかに興味

ないから適当にやり過ごそうと思ってたのに

こりゃ、面倒なおっさんだなと少し警戒。

 

ところが、工場見学当日、取材に現れたのは

なんと若い女性記者。びっくり!

そして、この女性記者が本当に工場マニアで

工場に入る直前から「あー、工場の匂いだ」と

テンション上がりまくり。機械を見ては

かぶりつきで見入って動かない。

工場見学の後は、空港に移動するスケジュール

で絶対に遅れることができないのに

興味津々で動かない、動かない。

 

途中で、おさる自ら巻きの指示入れないと

いけないほど、製造現場から離れない。

でも、そこまでならこちらも思う存分

見て下さいねと嬉しい気持ちになりました。

ま、工場ネタは一切記事にはならない

だろうから、好きなだけ見て好きな所を

写真撮影して貰いました。

 

と言うのも、取材の前に相手側から

出された条件が色々ありました。

こんなタイの風景を撮りたい、

こんなお客様に会いたいと。

つまり、ある程度、自分の中でこう言う

記事を書こうってのがあって、それに見合う

取材をしているのですね。 

この業界やおさるの会社はタイではこんな感じ

なはず。で、読者はこんな事を求めてる。

初めからそのストーリーありきで記事が

制作されていく訳です。事実ではない

とは言いませんが、記者さんの思いや

解釈が入る。ほとんどの記事ってこんな感じで

作られてるんでしょうね。

自分の書きたいことに見合った事実を

なんとか抜き取りしてそれがさも

全体の事実かのように読者に伝える。

ま、間違いではないですが一流紙の記事ですら

こうですから、いわんや、テレビをや。

個人の解釈を知る為のTwitterとかの方が

解釈に基づいて書かれてる前提がはっきり

してるので、親切かもね。

 

工場マニアって言葉で勝手におっさんの

登場を想像していたおさる。

実際はその真逆の若い女性だったので

舞い上がりかなりリップサービス

してしまいました。社長の悪口とも取れる

ジョークは余計だったな。反省。

 

ほな、さいなら。